わずか「0.004秒」が勝敗を分けた「ROOTS JAPAN CUP 2018 FINAL」

12月8日(土)に開催したPS4向け人気レーシングゲームタイトルを使用したe-Sports大会「ROOTS ~e-Sports最速決定戦!!~ ?JAPAN CUP2018FINAL」の大会レポートです。
 



■47名のスゴ腕eレーサーによる戦いが若者の街・六本木で開幕
2018年6月にスタートしたe-Sports大会「ROOTS」。
実車好きとゲーム好きの垣根をなくし、全ての車好きを対象にしたレーシングe-Sports大会として2018年6月にプレ大会として東京・秋葉原で開催。
その後、7月には新潟県で開催された県内27の専門学校によるフェス「NSGカレッジリーグ大学園祭2018」のe-Sports大会として開催されました。

 

今大会は「ROOTS」初年度の総括として国内チャンピオンを決定する大会として行なわれました。
11月1日(木)から12月2日(日)まで「ROOTS」公式サイトで参加者を募集、100名以上のエントリーから抽選で47名のeレーサーが選出されました。

 

レーサー達は、この大会に協賛していただいた株式会社ロジクールの本格ステアリングコントローラー「G29 DRIVING FORCE」、
株式会社マイルストーンが輸入代理店をつとめるレーシングシミュレーターブランド・Next Level Racing「F-GT Racing Simulator Cockpit」、
ベンキュージャパン株式会社の湾曲ゲーミングモニタ「EX3200R」、
Kingston Technology Company・HyperXのゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud」を組み合わせた特製レーシングシミュレーターで、
PlayStation 4向けリアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモSPORT」による予選タイムアタックと予選上位8名による決勝レースに挑みました。

 

■予選は上位8名がコンマ3秒にひしめく激戦
まず最初に行なわれた予選は、各ドライバーが「筑波サーキット」を
現実世界の「FIA-GT3マシン」に相当する「GR.3」マシンで6周し、最速ラップタイムを競いました。
結果、HeAvN選手が2位のやまどぅー選手を100分11秒上回る「53秒120」というラップを記録しポールポジションを獲得しました。



■決勝は日本を代表する鈴鹿サーキットでアグレッシブかつクリーンなバトルを披露
。予選タイムアタック後のインターバルを置いて、
司会進行をつとめるアナウンサー・北川義隆(よしたか)氏のアナウンスからスタートしました。
レースを前にこの「ROOTS」の発起人である「ドリフトキング」こと、ROOTSスペシャルアンバサダー・土屋圭市氏と
日本人初の女性プロゲーマーでクルマ好きでレーシングゲームを得意ジャンルの一つとするチョコブランカ選手、
日本最高峰のモータースポーツカテゴリー「SUPER GT」や「86/BRZレース」で活躍するリアルプロレーサー・久保凛太郎選手をゲスト・解説として進行しました。

決勝レースのグリッドを決める「グリッドレース」を前に、土屋圭市氏とチョコブランカ選手によるエキシビションレースが行なわれました。
鈴鹿サーキットを舞台に行なわれたレースは、スタートでうっかりバックしてしまった土屋圭市氏が現役時代を彷彿させる走りでチョコブランカ選手を猛追、
最終ラップの「カシオトライアングルコーナー」で“ワザ”を使って見事大逆転で勝利を収めました。

 

そしていよいよメインの前半戦のグリッドレースが行なわれました。
鈴鹿サーキットを3周するスプリントレース。スタートから「BMW Z4 GT3 ’11」をドライブする「やまどぅー選手」、「カルソニック選手」、「冨林勇佑選手」の3名による
見事なドッグファイトが観客の視線を集め、僅差で「やまどぅー選手」が逃げ切り決勝レースのトップスタートをゲットしました。



わずかなインターバルを置いた決勝レース、ROOTS初代チャンピオンを決定する舞台は同じく鈴鹿サーキット。
しかし周回数は11周。そしてよりレースを面白くしたい土屋圭市氏のアイディアで通常より
早いタイヤと燃料消費そして現実ではありえない強いスリップストリーム(高速で走るクルマの後方に付くことで空気抵抗が低減し、加速するレーシングテクニック)を
設定したスペシャルレースでスタートが切られました。

 

8名が数珠繋ながりのように走る混戦で誰が勝つかがまったく予想できないレースでした。
その中で「トヨタ FT-1 VGT GR.3」を駆るやまどぅー選手は、スタートで順位を落とすものの、歴戦の強者ならではの落ち着いた走りを披露。

 

中盤ピットに入り、順位を一時7位まで落としましたが、ここ一番の集中力を発揮。
最終ラップまでに3位まで挽回、前方を走る冨林勇佑選手、カルソニック選手に強烈なプレッシャーを与え続けました。
その結果、エキシビションレースと同じく「カシオトライアングル」にて2台が接触し加速が乱れたところにやまどぅー選手が並び、
カルソニック選手の「メルセデスAMG GT3」をスライドしながら抑えつつ、わずか「0.004秒」差で逃げ切り「ROOTS」初代チャンピオンとなりました。

 



優勝したやまどぅー選手には、協賛企業であるカーショップ「Ambitious」より「ER34型日産スカイライン」がプレゼントされました。
また1?3位の選手には今大会で使用した「HyperX Cloud」、決勝進出全員に土屋圭市氏が司会を務めるカーDVD「ホットバージョン」の最新号がそれぞれプレゼントされました。

 

ROOTSスペシャルアンバサダー・土屋圭市氏のコメント:現実のレースにはない、強いスリップストリームシステムを導入ことで盛り上がったのかなと思っています。
現実のレースでは年に1回あるかないかのバトルが見れて非常に満足しております。

プロゲーマー・チョコブランカ選手のコメント:最後は「魂のぶつかり合い」、「(勝負を決める要因)最後は人だ。」という試合ですごく楽しかったです。

GFA株式会社代表取締役・高木 良氏のコメント:最後はめちゃくちゃ白熱したバトルで感動しました。画面の切り替えもすごく臨場感があって面白かったです。

※GFA株式会社は、株式会社 DK アソシエイションと資本提携関係にある投融資事業会社です。

表彰式の後、ROOTSの2019年度の活動方針について発表しました。
『実車好きとレーシングゲーマーの壁を取り除き、両者のシェア拡大を図る。
「本物を超える感動を」をテーマとします。よりリアルの世界に踏み込み、ドリフトイベント「ROOTS JDL」を来年2回開催予定です。
第1回目は、5月12日(日)に土屋圭市氏を象徴する「AE86」限定の「ROOTS JDL-ALL JAPAN AE86 DRIFT FESTIVAL-」を栃木県・日光サーキットで開催予定、
第2回目は、9月15日(日)に「日産シルビア・180SX」を中心にした「ROOTS JDL-ALL JAPAN SILVIA DRIFT FESTIVAL-」を新潟県・間瀬サーキットにて開催予定です。

詳細、その他発表につきましては「ROOTS」公式サイト(https://rootsesports.com/)、もしくは各種SNS、媒体を通じてお知らせしていきます。

今年1年の皆様からの様々な応援、誠にありがとうございました。2019年も引き続きの応援をどうかよろしくお願いいたします。



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